IT業界の悪しき下請け分業構造(参照:国内「ITビジネス」の正体)のフラット化、そして、以下の課題に貢献できるきっかけになればと思い、この度、全国約1万社のITベンダーのHPにアクセスできるデータベースを構築しました。
技術キーワードに関連するITベンダーを検索することができます。(こちらから)
●エンドユーザ、元請けITベンダーの課題
エンドユーザや上流を担当する元請けITベンダーにとって、ソフトウェア開発(仕様策定、設計、プログラミング、テスト)をまかせられるITベンダーの獲得は早急かつ最重要課題です。
ITベンダーが見つからないため、せっかくのビジネスチャンスを見送ざるを得ないことも珍しくありません。
ITリソースとは、ITを駆使できるエンジニアの集まりのことであり、アウトソーシング先(委託先)であるITベンダーが保有しています。このITリソースを確保するには、口コミや誰かの紹介などを頼りにITベンダーを探し、やっと見つけているのが現状です。
●ITベンダーの課題
一方、ITベンダーも、途切れなく案件を獲得をするために苦慮しています。取引先が固定化されているため、ソフトウェア開発案件を得る機会が限定され、その結果、エンジニアの稼働率が下がり、ロスコストが発生しています。これはITベンダーにとって、まさに死活問題です。
幅広いエンドユーザや元請けITベンダーから受注機会が得られることができれば、経営を継続的・安定的に行えます。
■ 今後の展開
ITリソースの流動性を向上させるため、以下のような展開が必要と考えています。
・ITベンダーが提供可能なエンジニアリソース(ITリソース)の情報(提供可能期間、人月単価、人数、スキル)を検索可能とし、即時、確保できるようにする。
・ITベンダーも、事前に空き予定のエンジニアリソース(ITリソース)情報を公開することで、途切れない受注が可能となり、安定的に収益を上げることができます。さらに、特定の取引先に縛られることなく、自由に取引先を開拓することができ、経営の安定を得られるようにする。
ソフトウェア開発・システム開発業務/セキュリティ関連業務/ネットワーク関連業務/最新技術に関する業務など、「学習力×発想力×達成力×熱意」で技術開発の実現をサポート。お気軽にお問合せ下さい
Great article. I am experiencing some of these issues as well..